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調査・診断

調査・診断


 コンクリートの構造物を人間に例えるならば、建設時からの欠陥や不具合、老朽化による諸々の劣化現象は、病気による症状が進行していることの現れであると考えられます。このような構造物には健康を保つために、医師(=技術者)による診察(=調査)と治療(=補修)を行う必要があります。
 コンクリート構造物の劣化は、種々の要因が絡み合って進行するもので、単に表面化している現象が直接的に劣化原因につながる訳では無いため、劣化原因と劣化度を把握すること(=診断)は非常に重要です。
 なぜならば診断結果が誤っている場合には間違った治療を行うこととなり、さらなる症状の悪化を招く危険があるからです。人の診療に例えるならば、このプロセスは医師による診察を受け、風邪orインフルエンザなのか、体がどの位衰弱しているのか、などを見極め患者の病状と原因に適した治療を行う行為と同じ行為であると考えられます。


赤外線調査 [浮き、漏水、剥離(土木)]
赤外線法は、撮影対象物の表面温度をサーモカメラにより可視化し、温度分布や温度変化から内部の劣化や欠陥を検査する非破壊検査手法です。 例えば、コンクリートの浮きを生じている箇所では、背面の空隙部で熱が伝わりにくくなるため、健全部との間に表面温度差が生じます。このような異常な温度分布から欠陥部を抽出します。

赤外線調査 [浮き、漏水、剥離(土木)]

非破壊検査 [鉄筋、ひび割れ、内部欠陥]
非破壊検査は対象物を破壊することやサンプル採取を行わず調査を行うため、コンクリートや鉄筋の状態などを簡易に知ることが可能です。しかし、破壊やサンプル採取を行う調査と比較した場合、精度の点で劣ることがあります。 実際の調査においては使用する機器の原理や精度・適用限界を熟知し、対象となる構造物の種類・部位、条件を考慮して、最適な方法を選択する必要があります。
非破壊検査 [鉄筋、ひび割れ、内部欠陥]

設備診断
設備診断は、システムとしての機能維持を確認し適切な維持保全を行うため、システム中の不具合箇所を診断し特定するものです。設備においては、機器やシステムが複雑に連携しており、機能として単一の機器で構成されていないため、設備全体を総合的に診断する必要があります。
設備診断
コンクリート診断 [強度、中性化、腐食等]
コンクリート構造物において、コンクリートに含まれる塩化物や時間の経過と伴に進行する中性化は鉄筋腐食を生じさせ、構造物の耐久性を低下させるものです。長期間構造物を維持するには、鉄筋腐食に悪影響を及ぼす劣化因子の進行や腐食状況を調査し、耐久性を向上させる処置を行うことが重要です。
コンクリート診断 [強度、中性化、腐食等]

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